当会について

綱  領

  • わたしたちは、医療を求める人びとに奉仕します。
  • わたしたちは、チーム医療の一員として行動します。
  • わたしたちは、専門分野の責任をまっとうします。
  • わたしたちは、人びとの利益のために、常に学習します。
  • わたしたちは、インフォームド・コンセントを尊重し、実践します。

会長挨拶

 わたしたち診療放射線技師は、医療行為として医師又は歯科医師の指示のもと人体に放射線を照射することが認められた、国家資格を有する専門医療職です。

勤務先は研究機関である大学や大学病院、国公立病院、地域の拠点となる総合病院、専門を特化した中小病院、さらに専門を特化したクリニック、人間ドックや住民検診を行う検診施設、また機器メーカーや薬剤企業などもあります。

 行う職務は、肺や腹部、骨などを撮影する一般撮影から、CT、MRI、胃や腸または心臓など、造影剤を使用して観察する透視検査、放射性物質を使用するRI(核医学検査)、マンモグラフィ、骨密度測定、超音波検査など放射線を利用した検査から画像を取り扱う検査まで多種多様となります。

勤務先の環境によって関わる患者様の数にも違いがあり、患者様と接する時間もまちまちです。たくさんの地域の患者様を対象とする総合病院では、診療放射線技師だけでなく他の専門医療職も豊富であり、担当も詳細に区分され一人の患者様に多くの医療職種が携わります。そのため診療放射線技師が患者様と接する時間は限られ、与えられた時間でより良い検査を行う技能が要求されます。

逆に地域密着型のクリニックでは医療職種は必要最小限と限定され、いくつかの業務を兼任する技能が要求されますが、一人の患者様に接する時間は豊富となります。

それ以外にも立場や役割または個人の選択により関わる医療に違いがあるため、専門技術を追い求めるもの、患者様のケアーを重視するもの、学術発表や論文作業に努めるものなど、いろいろな診療放射線技師がいます。

必要に応じて取得する認定資格も様々なものがあり、一つの分野に特化したスペシャリストもたくさんいます。また、学歴も専門学校卒、短大卒、大学卒、大学院卒(修士・博士)と違いがあり、診療放射線技師で大学の教授もいます。

しかし、患者様の前ではすべての診療放射線技師の立場は一緒であり、一人でも多くの患者様の役に立ちたいという想いは変わりません。日進月歩の医療に対し日夜学び続け、高みを目指すことはすべて患者様のためであります。

より精度の高い、より安全な医療をめざし、会員同士繋がりを深め、お互いの知識・技術・経験を共有し、それぞれの特技を生かし、研究会や講習会、学術大会を通じ常に最先端の医療技術を学び、安全で安心な放射線診療を提供できるよう努めてまいります。

 ホームページを通じまして少しでも診療放射線技師会の活動をご理解いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

 

一般社団法人 沖縄県放射線技師会 

会長 長野 篤