綱 領
「会長挨拶」
責任を胸に、未来へ紡ぐ。
一般社団法人 沖縄県放射線技師会
会長 久場 匡
会員の皆さま、関係機関の皆さまには、平素より沖縄県放射線技師会の活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
このたび、会員の皆さまのご信任を賜り、引き続き沖縄県放射線技師会会長として2期目を務めさせていただくこととなりました。
1期目を振り返りますと、学術活動の充実、人材育成事業の推進、組織運営の強化など、多くの課題に挑戦する機会をいただきました。これらの取り組みを進めることができましたのも、役員、委員の皆さまをはじめ、日々診療現場で地域医療を支えておられる会員一人ひとりのご尽力の賜物であり、あらためて深く感謝申し上げます。
今期、沖縄県放射線技師会は「責任を胸に、未来へ紡ぐ。」をテーマに掲げました。
私たち診療放射線技師は、患者さんの命と健康を支える専門職として、常に安全で質の高い医療の提供を求められています。そして、その責任は現在の患者さんだけでなく、未来の医療、未来の地域社会、そして未来の診療放射線技師へとつながっています。
医療を取り巻く環境は、いま大きな転換期を迎えています。医療DXやAI技術の急速な発展、タスク・シフト/シェアの推進、人材不足への対応、さらには物価高騰や医療機関経営の厳しさなど、私たちを取り巻く課題は年々複雑化しています。このような時代だからこそ、私たちは変化を恐れるのではなく、自ら学び、挑戦し、未来へつなげていく責任があります。
本会では、「教育」「学術」「組織強化」を柱として事業を展開してまいります。
教育分野では、日本診療放射線技師会(JART)が推進するクリニカルラダー制度やフレッシャーズセミナーへの対応を進め、生涯教育の充実を図ります。知識ラダーによる学習の可視化と、各施設における業務ラダー・技能ラダーを連動させることで、若手技師から管理職まで継続的に成長できる環境づくりを支援してまいります。
学術分野では、沖縄県放射線技師会学術研究発表会を中心に研究活動を推進し、会員の学術力向上と発表機会の創出に努めます。また、優れた研究成果を県外へ発信できるよう、九州大会派遣助成事業などを通じて積極的な支援を継続してまいります。
組織強化の面では、若手会員の参画促進と施設間交流の活性化を目的として、新たにイベント運営委員制度を立ち上げました。フレッシャーズセミナーや健康フェアなどの事業を通じて、世代や施設の垣根を越えた「つながり」を育み、次世代を担う人材の育成につなげてまいります。
また、本年11月14日・15日には、第21回九州放射線医療技術学術大会を沖縄で開催いたします。
大会テーマは
「ゆいまーるで紡ぐ命と未来 拡がる放射線技術学」です。
「ゆいまーる」は沖縄の言葉で「助け合い」を意味します。医療もまた、多職種、多施設、多くの人々の支え合いによって成り立っています。本大会が、九州各県の仲間たちと知識や経験を共有し、新たな未来を紡ぐ場となることを願っています。
近年、診療放射線技師の活躍の場は大きく広がっています。医療DXやAIの活用、チーム医療への参画、業務拡大など、私たちの専門性はこれまで以上に社会から期待されています。その期待に応えるためには、一人ひとりが学び続け、互いに支え合いながら成長していくことが重要です。
技師会活動は、今を支えるためだけのものではありません。それは未来の医療への投資であり、後輩たちへの贈り物でもあります。私たちが築く教育体制や学術活動、組織基盤は、必ず次の世代へと受け継がれていきます。
これからも「責任を胸に、未来へ紡ぐ。」という想いのもと、会員の皆さまとともに歩み、沖縄の放射線医療のさらなる発展に尽力してまいります。
結びに、会員の皆さまならびに関係機関の皆さまのますますのご健勝とご活躍を心より祈念申し上げ、2期目就任のご挨拶とさせていただきます。
今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
